「正解は死ぬこと」口コミで《Z世代》の人生相談に乗り続けてきた副住職が、若者に返す言葉の深い意味とは?

副住職として活躍する太田信知氏には、多くの人生相談が寄せられてきたという(提供:太田信知氏)
進学、転職、起業、結婚……人生に悩みはつきものだ。自分一人では抱えきれなくなり、誰かに人生相談したことは誰しもあるのではないか。
福岡県北九州市でタウンマネージャーを務め、龍王寺の副住職としても活躍する太田信知(おおた・まこと)氏。彼の元には、現役の高校生、大学生、若手社会人からひっきりなしに人生相談が寄せられ、今まで200人以上の人々の人生相談に乗ってきたという。
全人類がたった一つだけ「しなければならないこと」

太田信知氏。島根県の離島・隠岐諸島の海士町では高校生と一緒に自治組織づくりに取り組み、廃校寸前だった高校の生徒数V字回復に貢献した(提供:太田信知氏)
太田氏が人生相談に乗るときは、相談者と自分に共通する土台を用意することから始めるという。
悩みを抱えている人は、問題を複雑にとらえがちだ。そして精神的に追い詰められている。また、人はそれぞれ考え方や価値観が異なり、相談者が歩んできた人生をこちらが完全に理解できるわけではない。
相談者との関係性にもよるが、このような状態で意見を伝えても響きづらい。だから、相談者と自分に共通する土台が話を進める上で必要になるのだ。
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