あらゆる場所で、全世代に
2024年末で、サーティワンの店舗は全国に1045店舗。店数増加を最優先とはしていないそうだ。「売り上げと利益がしっかり確保できる」立地があれば出店する、なければしない。それを積み上げた結果として伸びていけばいいと考えている。その結果として、2025年は30店舗程度純増の見込みだ。
出店場所選びについても、フードコート、駅前、ロードサイド、市街地など、さまざまなロケーションを候補地としてみている。
「アイスクリームは外食後、仕事や授業の合間、車のなかなどさまざまなシチュエーションで楽しまれるものですから。幅広いシチュエーションで、全世代にコミュニケーションをとっていきたい」と強調した。

言われてみれば、たしかに、アイスは誰もが楽しめるものだ。「嚥下の力が衰えた高齢者が、アイスだけは食べられた」「熱を出したとき、アイスを食べさせてもらってうれしかった」などのエピソードは、枚挙にいとまがない。誰の記憶にもアイスはいるのではないだろうか。
日本上陸から50年経ったサーティワンでは3世代にわたるファンも生まれており、「孫に買う」ニーズはもちろん、「孫が敬老の日に祖父母にサーティワンを買う」現象も生まれはじめている。

この先も歴史を積み重ね、さまざまな人々の思い出になっていくのだろう。
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