Skype、いよいよ5月に終了。20年以上の歴史を振り返りつつ、代替となるビデオ通話サービスの違いをチェック
日本では楽天が「Rakuten Viber」として提供しているViberは、インターネットを通じた音声通話とインスタントメッセージ機能を備える、Skypeのライバルアプリケーションとして2010年にサービスを開始した。
2014年に楽天によって買収された当初は、エンドツーエンドの暗号化機能を搭載しておらず、セキュリティに関する設計情報が適切に文書化されていないなどの不備からセキュリティ的に問題があるとされていたものの、2016年にエンドツーエンド暗号化を有効化し、暗号化プロトコルの概要を公開するなど指摘されていた問題を改善。現在では通話が保護され、個人情報を保護する能力が高い安全なサービスと評価されるようになった。

Viberでは、テキスト、音声、ビデオ通話、グループ通話が無料で提供されており、料金を支払う場合は、Viber Out機能を使用して世界中のどの電話番号にも電話をかけることができる。この通話機能はPC用のデスクトップアプリケーションからでも使用できる。
利用する人数や規模に応じた選択を
以上、Skypeから乗り換えるのに十分な機能を備えるサービスのなかから、主に個人や小規模のグループが導入しやすく、日本でも馴染みあるものをいくつか紹介した。ビデオ会議や音声通話機能を備えるツールには、ビジネス向けにしっかりと作り込まれた国産のものも含め、まだまだたくさんある。Skypeからの乗り換えには、それを使うグループや組織の規模、必要とする機能を十分に吟味して、最適なものを選びたいところだ。
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