トランプ氏「関税を上げる」→株式市場が大混乱……こんな状況を逆手に取る投資の考え方 「割安な優良銘柄」を探すチャンス到来

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残念ながら、ジャングリア沖縄を手掛ける株式会社刀は上場していませんが、沖縄関連銘柄としては、サンエー(2659)があげられます。沖縄県宜野湾市に本社を置く、沖縄に密着した総合小売業です。小売店舗71店舗、外食レストラン8店舗を有します。

(5)関税の影響がない自動車メーカーもある

自動車メーカーにはトランプ関税は厳しいものになるでしょう。しかしながら、アメリカ比率が低い自動車メーカーならあまり関係ありません。

スズキ(7269)は、北米比率が売上高ベースで2%未満です。ゆえに、トランプ関税を気にする必要がそれほどありません。売上高の約90%を4輪車から得ており、軽自動車は国内シェア34%と、ダイハツと2強のポジションにあります。

海外売上高比率は約75%で、特にインドに強みを持っており、乗用車のシェアは41.6%、インド市場で最大手です。今後はシェア50%以上を狙っています。世界一の人口を誇るインドで現状トップシェア、さらに過半のシェアを狙うことは、投資先として魅力を感じます。

スズキの4輪車のシェアが1位となる国は多く、合計10カ国(インド、パキスタン、ブータン、ハンガリー、バルバドス、ボリビア、コートジボワール、ジブチ、アンゴラ、モーリシャス)あります。新興国の人口増加の恩恵を受ける銘柄としても期待が持てるでしょう。

「短期の動き」に惑わされず、長期的視点を持とう

トランプ関税が発表されるたびに、全体的に株価は下落しますが、それは短期的な動きです。長期的には、トランプ関税の影響が少ない(もしくは影響がない)領域・業界や企業があります。

また、コア投資の投資信託への積立投資であれば、トランプ関税に関連した価格変動を気にすることなく、積立投資を継続すればいいでしょう。冷静に投資していきましょう。

桶井 道 個人投資家(投資歴20数年)、物書き

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おけい どん / okeydon

1973年生まれ。

世界の高配当株、増配株、東証ETF、米国ETF、投資信託、リートなど100銘柄以上を保有する。いずれへの投資も、時間も労力もなるべく使わない「ゆとりある投資」を実践している。

2020年に資産1億円+年間配当(手取り、以下同)120万円とともに、25年間勤めた会社を退職し、自由になる。2024年には資産1.8億円達成、年間配当250万円(2024年実績)まで伸ばす。現在は、両親(父は難病で要介護5、母はがんサバイバー)の介護・見守りをしながら、物書きとして第二の人生を満喫中。

著書に『月20万円の不労所得を手に入れる! おけいどん式ほったらかし米国ETF入門』(宝島社)、『お得な使い方を全然わかっていない投資初心者ですが、NISAって結局どうすればいいのか教えてください!』(すばる舎)、『資産1.8億円+年間配当金(手取り)240万円を実現! おけいどん式「高配当株・増配株」ぐうたら投資大全』(PHP研究所)、『普通の人のための投資:いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』(東洋経済新報社)などがある。複数の大手メディアで連載を持つ。X(旧Twitter)アカウント(@okeydon)はフォロワー数8万人。

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