トランプ氏「関税を上げる」→株式市場が大混乱……こんな状況を逆手に取る投資の考え方 「割安な優良銘柄」を探すチャンス到来

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(2)金融関連

次に、金融関連です。日本はゼロ金利を卒業して「金利のある世界」にシフトしています。さらなる利上げもありそうな気配です。ゼロ金利時代に稼ぐ力をつけたメガバンクグループが、金利のある世界で本領発揮となることが期待できます。

金融関連銘柄は、三井住友フィナンシャルグループ(8316)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が代表となるでしょう。

インバウンド・沖縄関連も有力

(3)インバウンド関連

安倍政権がインバウンドを成長戦略と位置付けてから、訪日外国人旅行者数はものすごい増加を見せてきました。訪日外国人旅行者数の推移は、2012年836万人、2015年1974万人、コロナ禍前のピーク2019年3188万人、2024年3687万人です。政府目標は2030年に6000万人としています。

この目標が達成されるとして、単純計算で消費額は1.6倍になると期待できます。中国人旅行者へのビザ緩和が見込まれていることも追い風になるでしょう。

インバウンド関連銘柄は、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)〔※ドン・キホーテを運営〕、オリックス(8591)〔※ホテル事業、空港運営、大阪IRなど〕、髙島屋(8233)、エイチ・ツー・オー リテイリング(8242)〔※阪急百貨店、阪神百貨店を運営〕、三越伊勢丹ホールディングス(3099)などがあります。

(4)沖縄関連

元から観光地として地位が高い沖縄ですが、2025年7月25日にテーマパーク「ジャングリア沖縄」が開業します。面積は60万平方メートルと東京ドームの約13個分に相当します。東京ディズニーリゾート、USJに続く3つ目の超大型テーマパークとなります。これによって、国内外からの沖縄への観光客が増えることが予想できます。

これまでも沖縄は観光客数が増加傾向にあり、2012年度に600万人程度だったところから、コロナ禍前のピーク2018度には1000万人に到達しました。コロナ禍で減少したものの、直近は2018年度に迫りそうな勢いです。

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