(第36回)猛烈な競争圧力下の中国企業と若者たち

✎ 1〜 ✎ 101 ✎ 102 ✎ 103 ✎ 最新
拡大
縮小
(第36回)猛烈な競争圧力下の中国企業と若者たち

「アリババ」というインターネットサイトがある。中国企業との取引を支援するeコマースのサイトで、1999年に杭州で開設された。多数のアイテムの中から希望の製品を選び、条件を入れて検索すると、中国のサプライヤーが表示される。日本向けのサイトもある。

個人相手ではないので、必ずしも一般に広く知られているわけではないが、世界最大級のBtoB(企業対企業)サイトだ(ただし、取引の仲介は行っておらず、バイヤー・サプライヤー双方の責任で取引することとされている)。

これを見て驚くのは、サプライヤー数の膨大さだ。全世界版で、各カテゴリーの企業数を単純に足しあげれば、約400万社になる。ケタを間違えたのかと、何度もチェックしてしまう。「家電製品」では11万社を超え、その中の「携帯電話部品」だけで6000社ある(分野ごとの企業数は図を参照)。


関連記事
トピックボードAD
政治・経済の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT