仕事が速い上司の「0秒仕事術」ベスト3 なぜあの人のチームは成果が上がるのか?
チームが成果を上げるためには何が必要でしょうか。まず必要なのは、“チーム内の作業と時間のムダ”を徹底的に排除することです。
チームが成果を上げるかどうかは偶然ではなく必然なのです。
ポイントは、「アイドル時間」
個人の仕事のスピード=速さは、前回の記事でも説明したように、一つひとつの作業のスピード、いわば手作業の飽くなき改善により実現します。しかし、チームのスピードは、一人ひとりが超速で仕事をするだけでは、劇的には変化しません。
チームの動きが遅くなっている要因のひとつ、それはリーダーとメンバー間、各メンバー間の作業と作業の間の時間です。
私は、チーム内の無駄な待ち時間を「アイドル時間」と呼び、それを徹底的に排除しています。そのアイドル時間を短くすることがチームのスピードを速くすることであり、それはリーダーの仕事であると考えています。
では具体的に何をすればよいのか、3つのTipsをお伝えします。
「この1秒」を惜しむかどうかで成果が9割変わる
リーダーの最も重要な仕事はメンバーを動かし、チームを動かすことです。メンバーからのメールにしっかり意思表示をする=返信することは最も基礎的で、最も重要な仕事です。
「そんなこと、あたり前だろう!俺もやってるよ」と思った人……本当でしょうか? ここでのポイントは、
あなたに指示を仰いでいないメールにも、すべて、必ず返信する
ということです。
仕事ができる部下は、「A案とB案ありますが、A案で進めてよいでしょうか」と、上司が返信しやすい、判断を仰ぐメールを送ってきます。あなたもこういう人には自然に「じゃあA案で」と回答しているはずです。
一方で、「Aのように考えています」「例のトラブルの件、問題なく対応完了しました」という報告メールに対してはどうでしょうか? 「うんわかった」と心の中で思って、そのまま返信せずに放置していないでしょうか。
繰り返しますが、1通たりとも返信しないメールがあってはいけません。とにかく全てのメールに、必ず返信するようにしましょう。
そして、その返信は早ければ早いほどいいです。
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