アドビが推進する生成AI活用、多様なメディア対応でマーケティングキャンペーン構築時間を10分の1に短縮、パーソナライズの新たな形も提案

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より最適化を進める必要があるが、それは「数を絞る」ということではない。多数のメディアに対応するには、基本的なコンテンツから多数のバリエーションを作る必要があるためだ。

ソーシャルメディアの種類によって、最適な広告コンテンツの形は変わる。

「あらゆるデジタル企業による投資が、コミュニケーションのルック&フィールに変化をもたらしている」

アドビのシャンタヌ・ナラヤンCEOは、Adobe Summit 2025の基調講演冒頭でそう述べた。

アドビのシャンタヌ・ナラヤンCEO
アドビのシャンタヌ・ナラヤンCEO(筆者撮影)

ウェブからソーシャルメディア、メッセージングアプリなど、我々はつねに多数のメディアに接している。そこでのコミュニケーションはリッチになり続けており、その背景にはサービス提供者とコンテンツクリエイターの双方がいる。

一方で、メディアが多様になるほど、その中で接するコンテンツの形も多様になる。縦横比などのシンプルな見え方に加え、それぞれのメディアに接する人々の特性も重要だ。

効率化して「同じ予算で試行回数を拡大」

アドビ・デジタルメディア事業部門代表のデイビッド・ワドワーニ氏は、基調講演の中で「Content fuels growth(コンテンツが成長の燃料となる)」「Personalization at Scale(パーソナライズの拡大)」というキーワードを使った。

content fuels growth
アドビ・デジタルメディア事業部門代表のデイビッド・ワドワーニ氏は、コンテンツとパーソナライズがビジネス価値を高めると主張(筆者撮影)
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