身長が1インチ高いと年収が789ドル増える 「身体の大きさ」がカリスマ性の源泉だった?

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もちろん、身長の差がかならずしも年収差に結びつくわけではない(左がソフトバンクの孫正義社長、右がスプリントのダン・ヘッセCEO、2012年、撮影:尾形文繁)
ウォレン・バフェット (バークシャー・ハサウェー) 177cm
ティム・クック (アップル) 190cm
ジェフリー・イメルト(GE)193cm
マーク・ザッカ―バーグ(フェイスブック) 175cm
ラリー・ページ(グーグル)180cm
イーロン・マスク(テスラ) 180cm
バラク・オバマ 185cm
ビル・クリントン 188cm
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アブラハム・リンカーン 193cm (推定)
ジョージ・ワシントン 180cm (推定)

 

The bigger, the better(大きければ大きいほどいい)……。国も、車も、家も、食事の量も、アメリカは日本と比べると格段にスケールが大きい。もちろん、体格がいい人も多いのだが、この「人の個体としてのサイズ」が人生やキャリアにおける成功、生涯報酬までも左右する、という説がある。

CEOの身長は平均より10センチ高い!

アメリカ心理学会の専門誌に発表されたある研究によれば、身長が1インチ(2.54cm)高くなると、年収が$789(約9万5000円)増えるという結果が出たそうだ。アメリカの大人気作家マルコム・グラッドウェルのベストセラー「Blink」で、アメリカのFortune 500企業の約半数のCEOを調べたところ、その平均身長は182cmで、アメリカの男性の平均身長175cmを約7cm上回ったという。さらに30%のCEOが187cm以上だった。冒頭のリストは財界・政界の代表的トップの身長一覧だが、確かにビッグサイズの人が多い。アメリカの歴代大統領の平均身長も180cmと一般の平均より高い。

もちろん、これはアメリカのトップエグゼクティブに、そもそも大柄な白人男性が圧倒的に多いということも影響しているが、体格がいい=生存能力、戦闘能力が高い、という本能的・生物学的連想から、リーダーとしての資質がある、とみなされることが多いということのようだ。

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