「ファミコンの父」任天堂の山内溥が"50代で成功"を掴んだ背景 食品業界やタクシー、レジャー施設など実は失敗の連続だった

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

拡大

「見通しなどなかった」という山内の言葉を冒頭で紹介しましたが、言葉の続きは次のようなものです。

「なんとかしなきゃいけない、どうすればいいのかと、必死になってやってきた結果が今の任天堂をつくったのです。成功は目的じゃなくて結果なんです。運がよかっただけなんです」

山内溥に学ぶ大器晩成のヒント

もはや若者とはいえないが、一線から退くにはまだ早いのが50代。山内のように、これまでの失敗を生かしながら、大きな挑戦をするには、最適な年代ではないでしょうか。

山内溥に学ぶ大器晩成のヒント
◉よりよいやり方はないのかを常に考える。
◉結果を急ぐことなく、挑戦をひたすら続ける。
◉目の前の問題に集中することで道は拓けるはず。

『大器晩成列伝 遅咲きの人生には共通点があった! 』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

『大器晩成列伝 遅咲きの人生には共通点があった!』(真山知幸著/ディスカヴァー・トゥエンティワン)では、山内溥のように「挫折をへて50代で道を切り拓いた偉人たち」のほか、「50代以降に花開いた偉人たち」「50代以降から新たな挑戦を始めた偉人たち」「50代以降に新ジャンルに挑んだ偉人たち」など、中年期でのキャリア形成のタイプ別に、数多くの人物を取り上げています。

明日すぐに実践できるポイントがまとめられているので、今まさに「中年の危機」を迎えている人はもちろん、すべての年代の人が自分らしく過ごすために、活用していただければと思います。

真山 知幸 著述家

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

まやま ともゆき / Tomoyuki Mayama

1979年、兵庫県生まれ。2002年、同志社大学法学部法律学科卒業。上京後、業界誌出版社の編集長を経て、2020年独立。偉人や歴史、名言などをテーマに執筆活動を行う。『ざんねんな偉人伝』シリーズ、『偉人名言迷言事典』など著作40冊以上。名古屋外国語大学現代国際学特殊講義(現・グローバルキャリア講義)、宮崎大学公開講座などでの講師活動やメディア出演も行う。最新刊は 『偉人メシ伝』 『あの偉人は、人生の壁をどう乗り越えてきたのか』 『日本史の13人の怖いお母さん』『逃げまくった文豪たち 嫌なことがあったら逃げたらいいよ』(実務教育出版)。「東洋経済オンラインアワード」で、2021年にニューウェーブ賞、2024年にロングランヒット賞受賞。
X: https://twitter.com/mayama3
公式ブログ: https://note.com/mayama3/
 

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事