「認知症のリスク」下げるのは"犬と猫"のどっち? ペットが高齢者にもたらすさまざまなメリット

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

スマホの普及によって、人が1日に得る情報量は加速度的に増えています。これは別の見方をすれば「いらない情報に翻弄されている」とも言えます。

「どこかの引き出し」に一時的にしまってしまう

イメージしてみてください。あなたが昨日得たさまざまな情報の中で、きょうになっても覚えているものはどれくらいありますか? さらには、覚えている中で自分にとって有益とハッキリ言える情報がどれくらいありましたか?

『増量版 80歳でも脳が老化しない人がやっていること』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

実は、ほとんどの情報は不要だったということが、イメージするとわかるのではないでしょうか。ですから、寝るとき以外でも、「スマホ断ち」する時間を設定してみてください。

目につくと、ついつい見たくなるので、家のどこかの引き出しに一時的にしまってしまうのは有効です。人の脳は面白くて、ひと手間を加えるとやらなくなりやすいのです。

たとえば、机の上にお菓子があるとついつい食べすぎてしまうので、ダイエットをしたければ、どこか見えないところにしまっておく。それだけで、衝動的に食べてしまうという行為が起きにくくなります。

「プライミング効果」をご存じでしょうか。先に何か刺激を受けると、あとの行動にその影響が出てくるというものです。

つまり、お菓子を見てしまうと、あとでお菓子を食べたくなる。スマホを見てしまうと、スマホを見たくなる。見たものがそのあとの行動に影響を与えているのですね。

西 剛志 脳科学者(工学博士)、分子生物学者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

にし たけゆき / Takeyuki Nishi

脳科学者(工学博士)、分子生物学者

1975年生まれ。東京工業大学大学院生命情報専攻卒。博士号を取得後、特許庁を経て、2008年にうまくいく人とそうでない人の違いを研究する会社を設立。世界的に成功している人たちの脳科学的なノウハウや、才能を引き出す方法を提供するサービスを展開し、これまで3万人以上に講演会を提供。著作は20万部のベストセラー『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』(アスコム)をはじめ、『1万人の才能を引き出してきた脳科学者が教えるやりたいことの見つけ方』(PHP研究所)、『脳科学的に正しい! 子どもの非認知能力を育てる17の習慣』(あさ出版)など、海外を含めて累計発行部数 40万部を突破。

【脳科学者 西剛志公式サイト】
https://nishi-takeyuki.com

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事