東島さんに、アラフィフで子育てすることの良さを聞いた。
「30代のころは月に休みが2〜3日あればいいほうだったから、あのころ子どもがいても顔を見る時間すらなかったでしょうね。当時は周りでも仕事と家庭の両立に悩んでいる人はたくさん見てきましたし、今の自分は本当に恵まれているなと感じます」
「レベルの低い話かもしれませんが」と東島さんは謙遜するが、家族と過ごす時間を十分に取れる現在の日々にとても満足しているようだ。
平日の朝、東島さんは小学1年生の息子さんを学校へ8時前には送っていき、いったん帰宅して妻と家事を分担して終わらせ、仕事へ向かう。19時ごろには帰宅し、家族一緒に晩御飯を食べ、子どもが寝るまでは遊ぶなどして過ごす。週末は息子さんと公園でサッカーや野球をしたり、近くに住む妻の両親のもとへ遊びに行ったり、ときおり家族で旅行に行くこともあるという。
体力維持にフルマラソン
健康面、体力面の維持については、何か対策をしているのだろうか。
「2012年に熊本城マラソンが始まったことをきっかけに、40代半ばからフルマラソンに出場するようになりました。普段は週2〜3回ペースでジョギングをして、1日10〜15分程度の筋トレをしています。今はまだ息子の体力について行けるけれど、小学校高学年になっても一緒に活動できるように」
あくまでさらっと話す東島さんだが、毎日その運動メニューをこなし、58歳にしてフルマラソンに参加し続けるのは並々ならぬ努力とタフな精神力のなせるわざだ。


唯一「30代のパパが羨ましくなる」こと
どこまでも元気に子育てを楽しむシニアパパの姿を今回も教えてもらったと感じた矢先、ふと東島さんが思い出したように「そうそう、でもやっぱり」とアラフィフパパならではの切ない思いを話し始めた。
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