「頑張ってるのに」ダイエット失敗する人の超盲点 医師が推奨「減量」がラクになる"肝臓ケア"3選

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ところで、「脂肪肝を治せばスムーズにやせられる」と言っても、いったいどうやって治せばいいのでしょう。医療機関を受診して、長期間にわたって特別な治療を受けなくてはならないのでしょうか。

いや、そんなことをする必要はありません。

じつは、脂肪肝という病気は、ポイントを押さえたケアを行えば、驚くほど簡単に治すことができるのです。医療機関を頼らずともセルフケアで十分回復しますし、かなり短期間で治すことが可能です。症状の程度にもよりますが、軽い脂肪肝なら数週間、ちょっと重い状態でも数カ月もあれば、脂肪を追い出して、肝機能の数値を問題ないレベルに回復させることができるでしょう。

もともと、肝臓は非常に回復力に優れた臓器です。ポイントを押さえたケアを習慣にしてしまえば、あとは自動的に修復すると言ってもいいくらいの驚異的な回復力を発揮するのです。

簡単にできる肝臓ケア3選

では肝臓のために何をすればいいのでしょうか?誰でもできる簡単なケアの仕方を3つ紹介します。

1.「甘い飲み物をやめる」

甘い飲み物に含まれる「果糖ブドウ糖液糖」は、脂肪肝の進行を促進し、肝臓へのダメージを大きくする原因になります。

特に、ジューススポーツドリンクのような液体の糖分は、果物を食べるよりもはるかに速く体内に吸収され、血糖値を急激に上昇させるため、脂肪の蓄積が加速します。

その結果、脂肪肝や肥満、糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まります。健康な肝臓を維持するためには、日常的に甘い飲み物を控え、糖質を含まない飲み物を選ぶことが重要です。

2.「ごはんを1~2割減らす」

糖質の摂取量を適度に抑えることは、血糖値の急上昇を防ぎ、脂肪の蓄積を抑えるのに役立ちます。特に、主食であるごはんやパンを1~2割減らすだけで、インスリンの過剰分泌を防ぎ、余分なブドウ糖が脂肪に変わるのを抑制できます。糖質をゼロにするのではなく、適度に減らすことがポイントです。

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