「有料iCloud」利用者が"元を取れる"便利機能 招待状を簡単に作成できる「インビテーション」

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iCloud+でファミリー共有をしたいときには、まずファミリーの登録依頼をする必要がある。「設定」アプリのアカウントから「ファミリー」を開き、右上の「+」をタップ。「登録を依頼」を選択する。ファミリーが追加されたら、アカウント画面から「iCloud」を選び、「iCloud+の機能」から「ファミリー」を選び、次の画面でも「ファミリーと共有」をタップする。

ここで、ストレージを共有したい相手を選択すれば、ストレージが共有される。同じ画面で、家族がどの程度容量を使っているのかも確認することが可能だ。ただし、iCloud+のファミリー共有は、1人が契約したストレージ容量を家族で分け合う形になる。家族内にiCloud+契約者が2人以上いても、容量は合算されない点に注意が必要だ。支払いも分割できないので、夫婦で支出を分けているときなどは、別々に契約するようにしたい。

プライベートリレーの設定も要確認

iCloud+で改めて設定を確認しておきたいのが「プライベートリレー」だ。これはSafariでサイトを閲覧するような際に、ネット上の2つのサーバーを経由する形になる。アップルのサーバーに暗号化されたデータが送られ、そこから別のサーバーを経由するため、IPアドレスがサイト側に渡らない。広告で、IPアドレスを追跡されたりする心配が少なくなる。より手軽なVPNに近く、セキュリティが高まるため、公衆Wi-Fiを使うときにも活躍する。

プライベートリレー オフ
プライベートリレーは、回線ごとにオフにすることが可能。通信事業者に対しては、無効にしておいたほうがいい場合が多い(筆者撮影)

ただ、本当にサービス側がIPアドレスを必要としているケースだと、プライベートリレーが邪魔になることもある。例えば、IPアドレスを識別して、通信量のカウントから除外しているサービスがある。LINEMOのLINEギガフリーなどが、それに当たる。また、子ども用のフィルタリングサービスも利用できなくなってしまうことがある。海外渡航時に設定用ページを開けなくなるなど、弊害も多い。

そのため、通信事業者に対してだけ、プライベートリレーをオフにしておいたほうがいい。プライベートリレーがオンの状態で、「設定」アプリから「モバイル通信」を開き、「SIM」の中から通信事業者を選択。「IPアドレスのトラッキングを制限」をオフにすると、その回線に対してだけプライベートリレーが無効になる。それでも問題が起こるときは、「設定」からアカウントを開き、「iCloud」から「プライベートリレー」に進み、スイッチをオフにするとその日だけプライベートリレーを切ることができる。常時オフにするのではなく、必要なときだけオフにしておくといいだろう。

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石野 純也 ケータイジャーナリスト

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いしの じゅんや / Junya Ishino

大学卒業後、出版社の宝島社に入社。IT関連の雑誌、書籍を編集する部署で、数々のケータイ関連誌を立ち上げる。独立後は、ジャーナリスト/ライターとして、モバイルに関連した幅広い企業を取材。ウェブサイトや雑誌を中心に、執筆活動を行う。ネットワークから端末、コンテンツまで、モバイルに関する全レイヤーをカバーする。主な著書は『ケータイチルドレン』(ソフトバンク)、『モバゲータウンがすごい理由』(マイナビ)。iPhone、スマートフォン関連の解説書なども、多数手掛けている。

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