
iPhone 16シリーズの廉価版として、2月に「iPhone 16e」が発売された。これまでその役割を占めていたiPhone SE(第3世代)はその役割を終え、アップルのラインナップの中からはその姿を消している。カメラこそシングルカメラだが、搭載されるチップセットはiPhone 16シリーズと同じ「A18」で、処理能力は高く、4月からは日本語のApple Intelligenceにも対応する。
一方で、廉価版という役割こそ同じだが、iPhone 16eは他のiPhone 16と同様、本体前面をディスプレーが占める形でホームボタンは搭載されていない。サイズ感も、ノーマルのiPhone 16と近い。ホームボタンや手のひらになじむコンパクトさといった特徴は受け継がれていないと言えるだろう。
iPhone SE(第3世代)から買い替えると、その操作性の違いに戸惑うこともあるはずだ。ただ、こうしたiPhone SEとの差分は、設定を変更することで、ある程度まで解消することが可能。完全に同じとまではいかないが、より快適に使いこなせるようになるはずだ。ここでは、そんな設定方法を紹介していきたい。
ホームボタンの代わりにアクションボタンをフル活用
ホームボタンがなくなったiPhone 16eだが、他のiPhone 16シリーズと同様、側面上部にアクションボタンが搭載されている。ここには、さまざまな動作を割り当てることが可能。標準では消音ボタンになっているが、ライトやカメラの起動といった操作にも変更できる。カメラのシャッターボタンとしても機能する。
より深くカスタマイズしたいときには、「ショートカット」を割り当てることで、ある程度ユーザーの好きな機能を自由に割り当てられるのもアクションボタンの魅力だ。iPhone SEやiPhone 8以前のように、押すだけでホーム画面に戻れるボタンがほしいときには、このショートカットを使ってアクションボタンをホームボタン代わりに使う手がある。
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