元サントリー社員が教える「顧客の本音」の探り方 商品のブランディングに必要な5つの「問い」
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(画像:『価値づくりの教科書 個人・小さな会社のためのブランディング』より)
T字型思考法は「なぜ?」と考えを掘り下げ、「本当に?」で考えを戻し、「それで?」で考えを進める、というやり方です。「内なる言葉を拡張し、解像度を上げていく方法」と説明されています。
私はここに、「そもそも?」と「ほかには?」を付け加えました。「そもそも?」は原点に返る、「ほかには?」は別の選択肢を考えるための問いかけです。
サントリーで働いているときに使っていた「問い」
この5つの問いは、サントリーで働いているときによく使っていたものです。
新商品のプレゼンをする際、
「なぜこの企画なの?」
「そもそも当初の企画主旨はなんだっけ?」
「本当に必要なの?」
「それで売り方はどうするの?」
「ほかに方法はないの?」
というように、問いを重ねて企画の完成度を高めていました。
ペルソナの気持ちについても、扇型思考法によって多面的に思考を深めることができます。
たとえば、「遊び食べに怒ってしまう」という悩みに対し、「本当に?」と問いを投げかけてみます。するとつぎのように、秘められた気持ちが見えてくるはずです。
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