元サントリー社員が教える「顧客の本音」の探り方 商品のブランディングに必要な5つの「問い」

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なお、一度ペルソナを設定しても、ビジネスを進めるうちに「やっぱり違う」と感じることもあるかもしれません。

どれだけ考え抜いてもある程度は避けられないことなので、心配いりません。何度更新しても大丈夫です。ペルソナを書き直すたびに、ビジネスの方向性も徐々に固まっていくはずです。

また、市場環境や競合の変化によってリブランディングが必要になった際にも、再度ペルソナを見直すことが大事です。一度設定したら終わりではなく、定期的に立ち返りましょう。

インサイトを見つける方法

ペルソナの基本的な情報を整理できたら、インサイトを探っていきます。

インサイトは、「なんかいやだな」「もっとこうだったらいいのに」といった、悶々とした負の感情の近くに見つかることが少なくありません。

そこでまずは、ペルソナの「悩み・不安・不満・願望」を書き出すことから始めてみましょう。1つについて最低10個、合計40個は書き出してみるといいですね。

ここで書き出したものはあとでグルーピングしていきます。そのため、貼ったりはがしたりできる付箋(あるいはマグネットなど)に書き出すことをおすすめしています。

ちなみに「悩み」は「不安」や「不満」と重なるものもありますが、4つのカテゴリーに厳密に分類する必要はありません。ここではさまざまな切り口から気持ちを書き出すことが大切です。

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