元サントリー社員が教える「顧客の本音」の探り方 商品のブランディングに必要な5つの「問い」

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(画像:『価値づくりの教科書 個人・小さな会社のためのブランディング』より)

完成させるためには、結構な時間がかかるはずです。ペルソナの心の奥に深く入り込めるよう、想像を膨らませながら時間をかけ、集中して取り組みましょう。

実際に書いていくと、なかなかスムーズにいかないと思います。これまでいかに、お客さまを「ターゲット」というざっくりとした塊で捉えていたのかに気付いたのではないでしょうか。

試行錯誤することになるでしょうが、その過程が大事です。具体的な1人をありありと思い描くなかで、ペルソナはよりリアルな姿になっていくはずです。

ペルソナを作り込む意味

ペルソナをしっかり設定しておくと、折に触れて役立ちます。ビジネスが思うようにいかないと感じたときには、改めて価値を生み出す「自分らしさの条件」と「ペルソナ」に立ち返りましょう。

・いつの間にか、自分の商品・サービスばかりが主語になっていないか。

・お客さまの気持ちを置き去りにしていないか。

そんなふうに見直すことで、「そもそも自分はこういう人に向けてビジネスをしようとしていたな」という原点の気持ちを思い出すことができます。

ペルソナは、ビジネスを通してずっと活用するものです。曖昧にせず、しっかりとつくり込んでください。

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