椿屋珈琲店「1250円朝食」で味わう大正ロマン気分 まだ訪日客に見つかってない?穴場カフェの実力

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モーニングをさらに格上げしてくれるのが、テーブルウェアです。

食器類は全てロイヤルコペンハーゲンでそろえられており、白地に繊細なネイビーのラインで描かれた紋様の愛らしさ、お皿のリムのフリルの繊細さが、普通のモーニングに特別感を醸し出してくれます。

普通だけど特別なモーニング

トーストは昔ながらの普通のパンながら、焼き色の美しさ、耳の香ばしさ、生地のきめ細かさが絶妙で、何よりパン自体がおいしい。

トーストにバターを塗る
キツネ色のトーストに、軽い力でバターが塗れるのが嬉しい(筆者撮影)

素材も良いし、パサパサじゃない。おいしいものがベストな状態で提供されています。

添えられたバターも室温で戻してあり、バターナイフがスッと通る柔らかさになっていて、パンに塗る時もノーストレスです。こういう小さな気遣いにグッと来ます。

バターって冷たいとカチカチなのに、室温がちょっと高いだけで溶けてくる。おいしいけど扱いが厄介なんですよね。

ハムと卵サラダを載せたトースト
トーストにハムと卵サラダを載せて、オープンサンドにして食べても美味(筆者撮影)

グリーンサラダには、ベビーリーフミックスに紫キャベツ、きゅうりとトマト。ドレッシングはフレンチでした。つまりは昔ながらの普通のサラダです。

アクセントにハーブが添えられていたり、個性的なドレッシングがかかっていたりしません。でも、全ての素材がフレッシュで一番おいしいタイミングで食べられている感が半端ない。

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