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独立したらまず知っておきたい会計の「基本のキ」 フリーランスが知っておきたい指標とは?

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  • 小山 晃弘 税理士法人小山・ミカタパートナーズ代表
  • 郷 和貴 ブックライター
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:ということは、「経常利益」が「営業利益」より多くなることもある?

小山:ありますし、本業は大幅な黒字なのに、経営陣が財テクに失敗して経常利益は赤字なんてこともよくあります。だから経常利益だけで会社の調子は判断できないんです。

:ふんふん。

小山:次が特別損益を加味した「税引前当期純利益」。たとえば震災にともなう損失とか、固定資産を売り払った収益のような、毎年起こるわけではないイレギュラーな損益がここに入ります。そして最後は、法人税を支払ったあとの最終的な儲けを表す「当期純利益」です。

フリーランスにとって重要な指標は何か

:なるほど。では5つの利益のなかでフリーランスにとって重要なのは、「売上総利益」と「営業利益」?

小山:そうですね。仕入れをともなうビジネスをしているなら「売上総利益」はちゃんと見ないといけないし、どんなビジネスでも「営業利益」は絶対にこだわらないとダメです。ただ、決算書って引き算をした結果しか書いていないので、パッと見ただけでは「ああ、今年はこれくらい儲けたんだ」で終わってしまいやすいんです。

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:私のことですね(笑)。

小山:でもそこからひとつ踏み込んで、「売上高に占める営業利益の割合(営業利益率)」を計算したり、その推移を把握したりするひと手間がかけられるといいですね。

ちなみにこの6種の「売上」の順番って、会社運営で大事なことの順番でもあるんです。つまり一番はお客さん(売上高)、次はコスト(売上総利益)。

(図表:大和書房提供)

:最後は税金(笑)。

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