小学生パパが直面「娘のメイク」にどう向き合う? 低年齢化が進むキッズメイク 心配もあるが…

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娘さんのメイクに関しては「洗顔など、娘がスキンケアをしている姿を見ると、とても丁寧にできているので、私としては適度にスキンケアやメイクをすることは、大人になる予習だとも思います。

それに、娘の将来の夢は、ヘアメイクさん。だからメイクに好奇心があることはとてもいいことだと考えています。

校則に違反しておらず、似合っていればいいと思いますし、“かわいいね”と声をかけることも多いです。ただメイクに夢中になりすぎて、勉強がおろそかになるようであれば注意しなければいけないと思っています」(Kさん)。

「ルールを守ったうえで、自分で自由に表現ができるメイクはいいことだなと思います。ただ、まだ小4なので行きすぎると怖いなというのはあります。メイクをしないほうが可愛いと率直には思いますが、メイクを見せてきたら“可愛い”と褒めます(笑)」(Tさん)

表現力、創造力が育まれるというメリットも

メイクアップアーティストの立場として、メイクには、絵を描く、曲をつくる、詩を書くなどの創作活動と同じで、創造力を育てるメリットがあると思います。新たな自分の魅力に気づくことで自己肯定感も高まるので、ぜひ、メイクをしたら褒めてあげてほしいです。

そのときの“嬉しい”という思いが、今度はお友達のメイクやいいところを褒めてあげようという“他者肯定感”にもつながるはず。また当たり前ですが、メイクしているときも、メイクしていないときも同じように褒めてあげてほしい。

メイクにどんなに詳しくても、まだまだ子ども。頭ごなしにダメではなく、保護者が見守り、正しく導いてあげながら、一緒に楽しんでいただければ、いろんなメイクのメリットを味わっていただけると思います。

構成:楢﨑裕美(美容ライター)

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イガリ シノブ ヘアメイクアップアーティスト

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いがり しのぶ / Shinobu Igari

BEAUTRIUM所属。雑誌・広告などの媒体で、多くの女優・モデル・アーティストから信頼を寄せられるヘアメイクアップアーティストであり、自身が提案するメイクが次から次へとブームを巻き起こすヒットメーカー。

2018年にはコスメブランド〈WHOMEE〉、2020年には〈SS by WHOMEE〉を始動。

主な著書に、『イガリメイク、しちゃう?』(宝島社)、『裏イガリメイク、はいどうぞ』(宝島社)、『イガリ印 365日メイク図鑑』(講談社)など多数。

2018年MBS「情熱大陸」にも出演。独自の発想とテクニックで提案するメイクアップは、国内のみならずアジアでもブームを巻き起こしている。

Instagram:igari_shinobu

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