東大生分析「英語と日本語」同じ言葉でも違う意味 英語と日本語では「魔女」も受け取る印象違う

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

それに対して、日本語の「矜持」という言葉はどうでしょうか? 自分の能力に対して抱く誇りのことを指す言葉ですが、これも英語に直すと「pride」になります。

こちらは、日本語では悪い意味で使われることはほとんどありません。むしろ「彼には矜持がある」と言えば「信念を突き通すような強い思いがある」というような意味として扱われます。

「プライド」と「矜持」は、同じような意味でありながら、別のものとして扱われる場合が多いわけですね。

外国のニュースもより理解できるように

『東大視点 ものごとの本質を見抜くための31の疑問 』(幻冬舎)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

英語と日本語で、意味は同じだけれど、ニュアンスが違う言葉はほかにもいくつか存在します。

「ナイーブ」と聞くと、「繊細な人」といったニュアンスで、日本ではあまり悪いイメージがありませんが、英語の「naive」は「世間知らずで騙されやすい奴」という意味になります。

簡単に相手に「あなたはnaiveだね」というと、相手のことを侮辱することになってしまうかもしれないのです。

この微妙な違いを理解すると、外国のニュースでも、外国人と話しているときでも、話をよりよく理解できるようになるかもしれません。参考にしてみてください。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事