「雇ってはいけない"危ないコンサル"」を見抜く3つの重大注意ポイント

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M&A、DX、新規事業企画などの内製化などを目的として、経験者採用を進めている企業が増えています。

ここで、調査や初期的な分析や、デジタルの設計・開発といった担当者レベルの経験者はさておき、企画やマネジメントなどを担う人材となると、多くの企業が経験者採用に苦戦しているのが実情です。

企画やマネジメントを担う即戦力となれば、コンサルティング業界、コンサルタント経験者に候補者を求めることが多いでしょうし、ここでフィットした人材を着実に引き入れている企業もあります。

一方で、「なんでこの人を(採ってしまったのか)?」という失敗も多く耳にします。

冒頭の経歴詐称のように「違和感を持つ」といった、候補者の「見極め」が重要です。今回はコンサルタントの採用における見極めの3つのポイントを述べることにします。

“即戦力にならない人”を見極める

ポイント1:「コンサル在籍2年」の実態

まず、次のような職務経歴ですが、どう見るでしょうか?

『新卒で大手総合商社W社へ就職し6年勤務、その後大手外資系総合コンサルティングファームX社に転職、2年間の勤務を経てフリーランス・コンサルタントとして活動中』


 コンサルティング会社出身ですから即戦力として期待も持てそうですし、事業会社の経験は社内のモノの進め方などへの親和性も期待できそうです。魅力的な応募者に映るかもしれません。

しかし、筆者の結論を申しますと、「2年以内にコンサルティング会社を退職している人」は採用しないほうが安全です(これは即戦力を求めるときの話で、第二新卒的なヒトを探している場合は、この限りではありません)。

というのも、2年以内での退職した人は、多くの場合、「コンサルティングに適正がなかった」ことが多く、即戦力にはならないからです(もちろん例外を否定はしませんが)。

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