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人生諦めた「自称・弱者男性」に僧侶がかけた言葉 他人の人生の「脇役」として生きてはいないか

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  • 枡野 俊明 「禅の庭」庭園デザイナー、僧侶
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あなたが人生の主人公であるならば、時間を使うときも、誰かに命じられるのではなく、自分のリズムで生きていくことです。

「この時間はこれをやる」と決めるのは、そのための一歩です。早起きの習慣が奨励されるのも、朝の余裕が心の余裕をつくるからです。朝の忙しさからも解放され、「何事も心を込めて丁寧に」したいと思うゆとりが生まれます。

「忙中閑あり」の真の意味

そして「休み」を決めるのも、あなた自身です。自分が休みたいときに休めなくて、何が時間の主人公でしょう。仕事や家庭の用事を予定に組み込むのと同じ優先度で、休みの予定をスケジュールに書き込んでください

「日本人は働きすぎだ」と散々いわれていますが、それは働くのが好きだからというより、休むのが下手だからという側面もありそうです。

例えば、休暇取得が許されている環境にいるにもかかわらず、「休むことに罪悪感を覚える」という人もいます。休んだら同僚や上司に迷惑をかける、休んだら評価が下がるかも、といった心配からのようですが、これも時間に「使われている」一例です。

なかには「この時期は締め切りが続くから、まとまった休みは秋になってからにしよう」などといって仕事を優先し、休みを後回しにする人もいます。

しかし、時間が経てば新しい仕事が入ってくるものですし、予定されていた納期が延び延びになることもしばしばです。結局「仕事が終わったら、暇になったら休もう」といっているうちは、いつまで経っても休めないのです。

これでは、七走一坐どころではありません。

仕事に打ち込むのも結構ですが、疲れがたまり仕事のクオリティを落としては、元も子もないでしょう。それでも仕事が大事なら、「仕事をより充実させるため」という理由でもいいので、休みをとることです。

そのためには、休みたい日を先に決め、その休みがとれるよう仕事を調整するのが肝心「1カ月後のこの日は休む」と先に決め、早め早めに仕事を片付けていくのです。

忙中閑あり、という言葉があります。この言葉は、多忙を極めるなかにも休みが「ある」という意味ではないのです。時間の主人公ならば、休みは自分で「つくる」ものだと心得ましょう。

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