新卒採用担当者は肯定的な反応、東京大学「秋入学に全面移行」に関する緊急アンケート

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新卒採用担当者は肯定的な反応、東京大学「秋入学に全面移行」に関する緊急アンケート

 

HR総合調査研究所

東京大学が1月20日に発表した「5年後メドに全面的に秋入学に移行」とする提言が各界に大きな衝撃を与え、議論を巻き起こしている。そこでHR総合調査研究所(HRプロ)では、東京大学の秋入学に関する緊急アンケート調査を2012年1月23日(月)~25日(水)にかけて実施した。その結果を報告する。

■調査概要
調査主体 HR総合調査研究所(HRプロ)
調査期間 2012年1月23日(月)~25日(水)
調査対象 上場・未上場企業の新卒採用担当者
調査方法 ウェブアンケート
有効回答 195名(従業員規模1~300名/95名、301~1000名/62名、1001名以上/38名)

●「秋入学」に好意的な人事の意見。大企業ほど積極支持

「秋入学」に対する是非を、「秋入学は良いことだと思う」「これまで通りの春入学でいいと思う」「春入学・秋入学の両方を設けた方がいいと思う」「どちらとも言えない」の4択で聞いた結果が興味深い。全体集計で最も多いのは「良いこと」の38%であり、続いて「両方」26%、「どちらとも言えない」24%、「春入学でいい」12%である。「春入学でいい」はどの規模の企業でも少なく、現状維持を望む人は少ない。

「どちらとも言えない」の中にも「秋入学」を評価する意見がかなりあり、秋入学を許容する人は、「良いこと」と「両方」を合わせた64%よりもかなり多く、7割以上が評価しているようだ。

ただ、企業規模別に見ると大きな差異もある。「1001名以上」の大企業ではなんと61%が「秋入学は良いこと」と評価し、「春入学でいい」13%、「両方」8%と意見が明確だ。「301~1000名」の中堅企業では、「秋入学は良い」はわずか26%にとどまっているから倍以上の差がある。

図表1

 

図表2

※東京大学の「秋入学へ全面移行」検討の動きをどう思うか。

 

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