トランプ氏就任式に見た「男社会」への揺り戻し ビリオネアも民主党重鎮もいつの間にか"迎合"

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しかし同氏は17日、トランプ氏の自宅マール・ア・ラーゴを訪問し、記者に公開しない会談を行った。ニューヨーカーが「マジ?裏切りだ」と驚愕した事件だ。

アダムズ氏は今年11月の市長選挙で再選を狙う。しかし昨年、汚職疑惑で起訴され、市当局の側近が次々に捜査を受けて辞任した。アメリカメディアは、アダムズ氏がトランプ氏による恩赦を期待している可能性を指摘している。

「男性的エネルギーはいいものだと思う」

マーク・ザッカーバーグ氏(メタCEO)

「男性的エネルギーはいいものだと思うし、社会にはそれが溢れている。でも、企業文化はそこから離れようとしていたと思う」

同氏は、ポッドキャストのインタビューでこう述べた。メタ社内でチーフ・ダイバーシティ・オフィサーの職を廃止し、「多様性・公平性・包括性(DEI)」の方針をも廃止するとした。

これに呼応するかのように、トランプ大統領は20日の就任演説で、「アメリカには2つのジェンダーしかない。つまり女性と男性だ」と宣言。LGBTQ+などの多様な性的マイノリティを政府として認めない方針を打ち出している。トランプ氏の閣僚グループも女性が少なく、白人男性が支配している。

津山 恵子 ジャーナリスト

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つやま けいこ / Keiko Tsuyma

東京生まれ。共同通信社経済部記者として、通信、ハイテク、メディア業界を中心に取材。2003年、ビジネスニュース特派員として、ニューヨーク勤務。 06年、ニューヨークを拠点にフリーランスに転向。08年米大統領選挙で、オバマ大統領候補を予備選挙から大統領就任まで取材し、『AERA』に執筆した。米国の経済、政治について『AERA』ほか、「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版」「HEAPS」に執筆。著書に『モバイルシフト 「スマホ×ソーシャル」ビジネス新戦略』(アスキーメディアワークス)など。X(旧ツイッター)はこちら

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