トランプ氏就任式に見た「男社会」への揺り戻し ビリオネアも民主党重鎮もいつの間にか"迎合"
国家安全保障上の理由でTikTokを禁止する法律が施行されたためだ。しかし、トランプ氏が翌19日、TikTokの処遇について合意するための猶予を与えると表明。TikTokはアプリ再開の際、「長期的な解決策に向けてトランプ氏と協力する」という声明を出した。
20日、同社の周受資CEOは、トランプ氏の大統領就任宣誓式に出席した。
楽曲の無断使用を訴えていたバンドも参加
ビレッジ・ピープル(ディスコバンド)
西城秀樹が歌ったヒット曲「Y.M.C.A.」を生んだ「ビレッジ・ピープル」は、トランプ氏の選挙集会が曲を無断使用しているとして選対本部を訴えていた。しかし、Y.M.C.A.は同氏の集会で最も支持者が盛り上がり、集会のシンボルになった。しかも、トランプ氏が曲に合わせてロボットのようなダンスをしたことで、TikTokで人気が再燃。
ビレッジ・ピープルは1月13日、Facebookでこう発表した。「トランプ次期大統領の就任式関連イベントに参加することにした」。
グループ創設者のビクター・ウィリス氏は、公共テレビNPRの取材にこう答えている。「基本的に自分は民主党員だ。でも選挙には負けた。だから今は政治を二の次にして、みんなが団結して次期大統領を応援すべき時なんだ」。
エリック・アダムズ氏(民主党選出ニューヨーク市長)
アダムズ市長は、リベラル派の牙城であるアメリカ最大の都市のトップ。越境移民を過去2年間で数十万人も受け入れるなどのリベラル派政策を続けてきた。
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