サムスンが日本の「キャッシュレス市場」に参入 Apple Pay、Google Payに次ぐ「第三のウォレット」

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端末のどの画面からでも画面を下から上にスワイプする操作でカードを表示できる(筆者撮影)

サムスンは2015年に「Samsung Pay」としてクレジットカードのタッチ決済機能を立ち上げ、2022年にパスワード管理やブロックチェーンウォレットなどを統合して「Samsung Wallet」に再編した。グローバルでは決済のみならず、ポイントカードやID、チケットまでをスマートフォンに統合する“デジタル財布”として存在感を確立している。

昨今、運転免許証やマイナンバーカードなど物理的に携帯していたさまざまな証明書をデジタル化し、スマートフォンへ集約する動きが世界的に進んでいる。Apple PayやSamsung Walletが海外で運転免許証への対応を進めているのも、その一例だ。 

日本でも行政と連携したデジタル化が加速しており、今後はウォレットアプリが単なる“決済手段”にとどまらない総合的な認証サービスに発展していく方向だ。

まずオリコカードとPayPayに対応

Samsung Walletが日本でまず対応するのは、オリコカードによるタッチ決済(NFC・EMV方式)と、QRコード決済のPayPayだ。2月25日のサービス開始当初はこの2つで、3月以降に三井住友カード(VISAブランド)、三菱UFJデビット、JCBプロパーカード(JCBが直接発行するカード)が追加される予定。多くのユーザーが保有しているカードを、そのままSamsung Walletへ移行できるようになる。

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