山火事で明るみに出たL.A.セレブの「桁違い」度 火事の数日後から不動産仲介の電話は鳴りっぱなし

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それに、前の家があった土地に新たに建て直すにしろ、何年もかかる。そこにおいてもほかに後れを取って時間を無駄にしたくないのか、不動産エージェントには、「建築家を紹介してほしい」というリクエストも多数寄せられているという。

しかし、焼けた家の建て直しを計画する人は、必ずしも多くはないようである。

建て直しではなく移り住む?

現在、あのエリアは、以前の“洗練された田舎”の雰囲気とはほど遠い焼け野原。自分の家が大丈夫だったにしろ、これから何年かは建築工事だらけで落ち着かないのは見えている。

また、このエリアは以前から山火事の危険があるエリアだ。これが最後とは決して限らない。地球温暖化が進む今、むしろ次がすぐ来てもおかしくはない。

そんな中、すでにこのエリアを嫌ってきた保険会社は、まだ火災保険に入れてくれるものだろうか。この火事の前から、大手の保険会社が、このエリアの住人の保険を更新しないケースが見られ、懸念されていた。

今回の火事の被害額は、パリセーズ・ファイアとイートン・ファイアだけに限っても、なんと450億ドルと推定されている。今後の火災保険事情は、はたしてどうなるのか。

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