試験開始!「誰よりも早く解こう」は実はキケンだ 急いでページめくり、急いで解く…は正しい?

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この漫画で描かれているとおり、まずは問題を見ないこと。深呼吸をして、余裕を持った状態で問題を見るのが大事です。結局、緊張している状態で見た問題なんて、たいていどれも難しく見えてしまうものです。

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「うわ、難しそうだ」「これ解けるかな」と心配になってしまうと、いつものペースで問題を解くことはできなくなってしまいます。だからこそ、一度落ち着く必要があるわけですね。

そして、問題を見るときにも注意が必要です。すぐに解き始めるのではなく、じっくりとすべてのページを見て、「過去問と傾向が変化しているところはないかな」「解けそうな問題はどれかな」と、俯瞰して見るのです。

テストは一番最初から順番に解く必要があるわけではありません。解ける問題から解こう、というくらいのテンションでも問題ないのです。

難しい問題で焦ってはいけない

人間は緊張したり焦ったりすると、視野が狭くなります。いつもよりも俯瞰的に物事を見ることができなくなり、思わぬミスをしてしまうものです。だからこそ重要なのは、落ち着いて対処することです。狭まった視野をリセットして、問題と向き合うことで、正解を導くことができるというわけですね。

また「とても難しい問題が出ている、どうしよう……」と思ったとしても、焦ってはいけません。

どうせ周りの人たちもみんな同じように「難しい」と考えているわけですから、条件は一緒です。

そのときに、「周りの人たちもこの問題で焦っていそうだな」と考えるような余裕があれば、試験でいい点数が取れるわけです。ぜひ参考にしてみてください。

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西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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