栃木の名門ゴルフ場「花火大会」「街コン」の"勝算" イメージ変えるチャレンジングな取り組みとは

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ゴルフ場内にある池で遊ぶ「じゃぶじゃぶ池」(写真:鹿沼グループ提供)
こどもピッツァ作り体験(写真:鹿沼グループ提供)

イベントの種類は20にのぼる

スタッフからでてきた企画案は、社内で稟議し、よりよいものへと仕上げていく。

広報担当のデジタルマーケティング室・荒川麻理部長によると、これまで行われたイベントの種類は20にのぼるとのこと。もちろん、すべての企画が成功するわけではない。例えば、ゴルフ場でゴルフクラブを販売しようとしたが、それはうまくいかず、2年で撤退したそうだ。

だがなぜ、ここまで柔軟な発想ができるのか。

範治氏は「グループのビジョンに、“次のゴルフ場を創り出す”を掲げているので、ゴルフ場がゴルフをするだけの場所ではないという意識が、社員の中に生まれている」と話す。

会員からは、ゴルフ場が荒れてゴルフに支障が出ないのであれば、イベントをしてもかまわないといった声が多く聞かれた。実際、花火大会やふぇすたの後はクラブハウスやフェアウェイを元通りにし、翌日のラウンドに問題がないようにしたという。

また、会員は花火大会などのチケットを優先的に取れるようにするなど、配慮も怠らなかった。

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