栃木の名門ゴルフ場「花火大会」「街コン」の"勝算" イメージ変えるチャレンジングな取り組みとは
もちろん、採算が取れるかどうかも大きな障壁だ。企画を提案するスタッフも、そこをまずは考える。
先に挙げたゴルフ場でのキャンプイベントも、実施するたびにテント内に冷蔵庫を置くなど内容がブラッシュアップされ、「この企画があるから、ゴルフ場の会員になりたい」と、十数名が新規入会したという。
地域活性化のプラットフォームに
範治氏は「変化する世の中で、地域を活性化し、地元の人を元気にしたいという思いがある。さらに、ゴルフ場に普段来ない人たちに来てもらうことで、ゴルフを知ってもらうきっかけになれば」と話す。
コロナ禍で始めた花火大会は、地域の人に愛されるイベントの1つとなり、鹿沼市長も来場するほどまでに成長した。花火大会が市の広報誌に掲載されたことで、社員のモチベーションにもなり、会員からも喜びの声をもらったという。
「今後は、常設でキッズパークのようなものを作りたい。また、今はタオルなどのリネン類をクリーニングする自社工場を立ち上げているが、こういうゴルフ場の困りごとを解決する事業も立ち上げたい」(範治氏)
鹿沼グループの挑戦はゴルフ場という枠を超えて、地域社会に新たな価値を生み出すモデルケースとなっている。ゴルフが社会を豊かにする可能性を広げている鹿沼グループの活動に注目したい。
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