修繕工事の内容も時期によってさまざまな違いがあり、1997年度以降は行き先・種別表示を幕式からLED式へ、前照灯も従来のシールドビームからHID式に変更。2004~2005年度には8両編成をばらし、3両編成の800型と850型に改造する工事も行われた。
修繕も製造と同じく約20年にわたって続き、2007年度までに計696両に施工した。これによって細部の違いはさらに増え、泉川さんは「細かい変化を調べたら永遠のテーマになるくらい」と笑う。
今や最盛期の4分の1に
修繕によってアップデートされた8000型が第一線で活躍を続ける中、21世紀に入ると廃車も始まった。
8000型の初の廃車は2004年度で、8両編成を3両編成の800型・850型に改造する際に余剰となった中間車両が対象だった。その後は次第に引退が進み、浅草―館林・南栗橋間からは2010年に撤退。一時期は全列車が8000型だった宇都宮線からも2019年に姿を消した。
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