映画「はたらく細胞」が"和歌山"で撮影されたナゼ ロケ地の人工島に「驚くような光景」が広がっていた
こうした細胞に起こる「ドラマ」がくり広げられる場所として、ヨーロッパ風の街が選ばれたあたり、その斬新なアイデアには恐れ入りました。
そして、その「ヨーロッパ風の街」のロケ地に最適な場所が、和歌山に存在していました。和歌山市南部、「和歌山マリーナシティ」内にある「ポルトヨーロッパ」が、「体内」のメインロケ地の1つとして採用されたのです。
「ポルトヨーロッパ」は、JRきのくに線の海南駅から車で15分ほどのところにある、人工島に作られたテーマパークです。
その名の通り、ヨーロッパ風の街並みが見どころで、フランス、イタリア、スペインを模した街が本格的に再現されています。
「プラース・ヨーロッパ」と称する噴水を中心に、フランス風の街並みが広がっており、その隣にはイタリアの港町「ポルトフィーノ」を模したエリア、そしてスペインのカナリア諸島にある古城を模した「カスティーヨ・デル・マール」がそびえています。
関西圏における一大レジャーパークということで、園内では、映画さながら、四季折々の楽しいイベントが年中開催されています。リゾートホテルや温浴施設、さらに海鮮料理が食べられるレストランも併設されており、家族連れでも1日中楽しめます。
筆者が訪問したこの年末年始シーズンも、園内で名物となっているイルミネーションが開催されており、夜も盛り上がっていました。
群馬県にそびえる「“本物”の古城」
『はたらく細胞』以前にも、映画『コンフィデンスマンJP英雄編』(2022年)、劇場版『ルパンの娘』(2021年)などでもロケ地として登場しています。
『はたらく細胞』の撮影時には、600名ほどのエキストラが動員されたとのこと。血管や臓器などを模した街で、それぞれの細胞や細菌の衣装をまとって街を練り歩く様子は、まさに圧巻。和歌山だけではエキストラが足りず、遠く大阪からもバスをチャーターして動員したということです。
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