「ジミー・ペイジ」になりきり続けた彼の凄い半生 本人とも対面が実現!ジミー桜井の生き方

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――KISSのポール・スタンレーやジーン・シモンズ、クリストファー・クロスといった著名なミュージシャンたちから「君のYouTubeを見たよ」と声をかけてもらえるというのも、ジミーさんのことを音楽好きの同志だと思っているというところはあるのではないでしょうか? 音楽という共通言語があると、言葉が通じなくても伝わるものがあるんだと。それは非常に感動的です。

本当にそれは嬉しい経験ですね。僕としては好きなことをやってきただけというつもりなんですが、それが本場のトップミュージシャンの皆さんにも響いたということは光栄なことです。

クレジットにあるコメント

――それとエンドクレジットに登場する、元クワイエット・ライオットのドラマー、フランキー・バネリさんのコメントはグッとくるものがありました。コメントの詳細はぜひ映画館で確認してもらいたいのですが、そのコメントも、もともとは監督のピーターさんの「あなたはクワイエット・ライオットでマジソン・スクエア・ガーデンなどでもプレイしてきた人なのに、なぜジミー桜井と一緒にプレイするのか?」という質問の答えだったそうですね。

そのコメントは2019年に初めて映画祭で公開されたときには入っていなくて。フランキーは、残念ながら2020年に亡くなってしまい、それを受けて監督が2023年9月のアメリカでの劇場公開版から追加したコメントなのですが、彼の言葉がこの映画のテーマを語ってくれたような気がします。

フランキーをはじめ、僕と共に活動してくれた国内外すべてのミュージシャン、スタッフ、そして僕を応援してくださるファンの皆さんにも感謝したいですね。

壬生 智裕 映画ライター

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みぶ ともひろ / Tomohiro Mibu

福岡県生まれ、東京育ちの映画ライター。映像制作会社で映画、Vシネマ、CMなどの撮影現場に従事したのち、フリーランスの映画ライターに転向。近年は年間400本以上のイベント、インタビュー取材などに駆け回る毎日で、とくに国内映画祭、映画館などがライフワーク。ライターのほかに編集者としても活動しており、映画祭パンフレット、3D撮影現場のヒアリング本、フィルムアーカイブなどの書籍も手がける。

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