ここで待っていても順番は回ってこない
――前編で話に出た「LOVEマシーン」では、それまでのモーニング娘。の路線、「サマーナイトタウン」や「抱いてHOLD ON ME!」のような大人っぽい曲を歌っていたときとは方向性がガラッと変わります。その後の「恋のダンスサイト」や「ハッピーサマーウェディング」も明るい曲でした。
僕もいろいろチャレンジしたけど、「サマーナイトタウン」や「抱いてHOLD ON ME!」のときは、どこかまだ、「この時代の中ではこの路線だろう」というラインを追いかけていたところがあった。一定の成果は上がったけれど数字が頭打ちになって、もうこれ以上ここで待っていても順番は回ってこないなと思った。
かといって気をてらうように別の方向に切り替えようとしたわけではなく、「今のこのメンバーでの最高到達地点は何だろう」と考えた。
当時、チャレンジをする中では、うまくいったり、うまくいかずに言い訳したりもしましたが。例えば「モーニング娘。」以外でいうと「太陽とシスコムーン」というグループもありました。


















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