自動車業界の「カリスマ」鈴木修氏が残した伝説 貫いた「生涯現役」、軽を育てインド市場を開拓

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修流のバトンタッチは正解だったように思う。2021年には会長を退任し相談役へ。当初は相談を受けていたが、健康問題もあり、徐々に経営への関与は減っていったという。カリスマ不在は日常となり、修氏が望んだ「チームスズキ」はおおむね順調に歩んでいる。

電動化や自動運転など100年に1度といわれる変革期にある自動車業界。100年のほぼ半分を経営者として駆け抜けた修氏。ゆっくり休んでください。

山田 雄大 東洋経済 コラムニスト

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やまだ たけひろ / Takehiro Yamada

1971年生まれ。1994年、上智大学経済学部卒、東洋経済新報社入社。『週刊東洋経済』編集部に在籍したこともあるが、記者生活の大半は業界担当の現場記者。情報通信やインターネット、電機、自動車、鉄鋼業界などを担当。日本証券アナリスト協会検定会員。2006年には同期の山田雄一郎記者との共著『トリックスター 「村上ファンド」4444億円の闇』(東洋経済新報社)を著す。社内に山田姓が多いため「たけひろ」ではなく「ゆうだい」と呼ばれる。

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