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そこにある「SNSの呪い」に、皆まだ気づかない 潜在的、無意識的にこめられる「悪意」の怖さ

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まだマスコミがなかった19世紀までは、人々にとって口コミがほとんど唯一のメディアだった。そこでは、情報に人々の潜在的、無意識的な悪意が介在しやすく、呪いというのは当たり前のようにあった。

ところが、マスコミが登場して人々のコミュニケーション形態が大きく変化した。そこで人々は、媒介者として、あるいは発信者としての力をなくしたため、潜在的、無意識的な悪意を込められなくなった。

21世紀の私たちに、まだ耐性はない

だから、そこでの「呪い」はマスコミしか発しなくなって、彼らの標的になったらひとたまりもないが、物理的な制約があったので、それほど多くの人が呪いの標的にされることはなくなった。だから、20世紀の間は「呪い」そのものが下火になったのだ。

それが21世紀になってSNSが登場し、マスコミの影響力が低下すると、再び復活したというわけである。しかしそれは、人々が長らく触れていなかったものなので、まだみんなその怖さに気づいていないし、その耐性もできていない。

その意味で、「呪い」は、そしてSNSは、今がいちばん怖い時期なのだ。そこでぼくにいえるのは、ただ一つ、「君子危うきに近寄らず」ということだけである。

 

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