女子大生悩む!「気を遣い過ぎて疲れます」

週に一度ぐらいはスマホなしで出掛けよう

この記事は、テレビ、ラジオなど各種メディアで活躍する精神科医・名越康文の公式メルマガ「生きるための対話」からお届けしています。(写真 : tooru sasaki / PIXTA)
[Q] 人に合わせることに気を遣い過ぎて疲れています
友人関係で悩んでいます。周囲から嫌われたくなくて、違うなと感じながらも「かわいい」「いいね」と言ってしまう自分に疲れます。
笑顔で接するようにしていますが、面白くない人とか思われているのではないかなど、友達の目にどう映っているのかいつも気になります。もっと自分らしく振舞いたいのですが、その方法がわかりません。もはや、長く人に合わせすぎて自分らしさも何なのかわかりません……。
名越先生、どうしたら疲れずに、自然な自分でいられますか?
(大学3年生、女子)

 

[A] 「合わせ上手な人」は対人関係に疲弊する

「人付き合いが苦手だ」という人はたいていの場合、自分のことを「コミュニケーション能力がない」とか「社交性が足りない」あるいは、「相手に自分の思いを伝える表現力が足りない」という捉え方をされていることが多いようです。

しかし、実際にそういった方のお話を伺ってみると、必ずしもそうした「コミュニケーション能力」がないわけではないことが多いようです。

「ひとりっきりで過ごす能力」を養う

当記事はプレタポルテ(運営:夜間飛行)の提供記事です

むしろ、過剰なぐらい、人に合わせる能力に長けていることによって、かえって対人関係に疲弊している人が少なくありません。質問者の方も、どちらかというとコミュニケーション能力が低いわけではなく、むしろ人の話に同調しすぎて、しんどくなってしまっているパターンだと思います。

もしそうだとすれば、あなたに足りないのは、他人とのコミュニケーション能力を磨くことではなく、「ひとりっきりで過ごす能力」を養うことです。ひとりっきりで過ごすことが苦手だからこそ、苦手な人間関係を断ち切ることができず、ずぶずぶと深みにはまってしまったり、依存してしまったりする。

そういう人に必要なことは、他人と適切な距離を取って付き合うことであり、そのために「ひとりっきりで過ごす能力」を育むことが必要です。

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