女子大生悩む!「とにかく自信がありません」 まずは"自分の二重構造"を理解しよう
[A] 2種類の「自分」のどちらを信じるか
自信というのは「自分を信じる」と書きますので、「自信がない」というのは「自分を信じることができない」ということになります。ではなぜ「自分を信じる」ことができないのか。それは「自分」についても、また「信じる」ということについても、ほとんど何も、正確なことを知らないからです。それはあなただけではありません。
多くの人が漠然と「自信が持てないなあ」という悩みを抱きながらも、改めて「自分って何なんなのか?」「信じるってどういうことか?」ということを問われると、絶句してしまう。それくらい僕らは「自分」についても、「信じる」についても、何も知らないのです。
「自分」が持つ二重構造
まず「自分」について。僕の心理学では、『自分』には二重構造があると考えます。普段、あなたが実感している「自分」というのは、表層にある自分。それは「心」と言い換えることもできます。
心は常に感情的で、揺れ動いています。嫌なことがあれば動揺し、一人で考え事をしては、不安にさいなまれている。『自分』の表層には、そういう不安定で、感情的な「自分」がいるのです。
多くの人は「自分」というと、この「自分の心」をイメージします。そんな不安定で、頼りないものを「自分」だと思っているうちは、どうしたって確固たる「自信」を持つことはできません。
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