女子大生悩む!「とにかく自信がありません」

まずは"自分の二重構造"を理解しよう

どのような宗教であっても、それを「信じる」ということは、論理を超えた行いです。なぜなら、「信じる」というのは「◯◯だから」という理由づけをしないからこそ成り立つことだからです。そして、信じていない人よりも、何かを深く信じている人のほうが、(それが良い方に出るか悪い方に出るかは別にして)、自信をもって行動することができるのは、みなさんご承知の通りかと思います。

では、自信を持つためには、何か宗教を信じないとダメなのでしょうか。結論を言えば、僕は必ずしもそうは考えません。

よく「無宗教だ」と批判される日本人ですが、僕は日本人というのは「無宗教」なわけではなく、自身の宗教性について明確にできていないだけなのだと考えています。そのために、キリスト教やイスラム教のような一神教の世界に比べると宗教性が見えづらいのだと思うのです。

「行」は脳を落ち着かせるトレーニング

また、キリスト教やイスラム教の世界においても、「自信を持つにはどうしたらいいか」ということは問題となっているものと思います。つまり、「自信を持つ」という課題は、何か特定の宗教に任せていれば解決するものではない、ということですよね。

「自信を持つ」ということは論理だけでは解決できない課題であり、どこかで「宗教性」という問題に足を踏み入れないわけにはいきません。しかし、何か特定の宗教団体に入信したからといって、それだけで解決するような問題でもない。第一、そんなに気軽に宗教団体に入信する、ということはできませんよね。

そう考えてみると、現代の日本人にとって「自分に自信を持つにはどうしたらいいか」というのは、なかなかの難問だと思うのです。

僕自身は、「宗教性」と「自信」について考える際、仏教の「行」の考え方を大きく参考にしています。「仏教だって宗教じゃないか」と思われるかもしれませんが、仏教の「行」の考え方が優れているな、と思うのは、ひとまず「信じる」ということを棚上げにして「自信」というものにアプローチしていく道を示しているところです。

はっきりと「帰依する」というレベルの信仰心がなくても、行を習慣に取り入れることは可能です。毎朝早起きし、朝の貴重な時間を「身体をほぐし、心を落ち着ける」ということに費やす。半年もそれを行として続けていれば、少なくともそれまで以上に自分に自信を持つことができる。

それを行と呼ぶのすらかた苦しいのなら、「脳のトレーニング」と銘打ってもよいと思うのです。たしかに人は脳を落ち着かせてベストのコンディションにもってゆくことに関して、いまだにとてもなおざりな態度を取りつづけているのですから。

このあたりの僕の考えについては、新刊『どうせ死ぬのになぜ生きるのか』にまとめています。行の考え方は非常によくできていますし、やれば効果を実感できる人は少なくないと思います。少なくとも、「自分に自信が持てない」と悩んでいる人であれば、チャレンジしてみる価値はあると思います。

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