女子大生悩む!「とにかく自信がありません」

まずは"自分の二重構造"を理解しよう

一方、そういった「自分」の奥には、実はもう一人の自分がいます。もう一人の自分は、表層の自分とは打って変わって落ち着きがあり、静かで、聡明です。もしこの「自分」を見つけ、それこそが「本当の自分」だと納得することができれば、私たちは本当の意味での「自信」を持つことができるでしょう。

ところが、ほとんどの人は、この自分になかなか出会うことができません。なぜなら、表層の自分=心が常に揺れ動いてしまい、このもう一人の自分を覆い隠しているからです。この「自分」の二重構造に気づかないことには、人は自分に自信を持つことができません。

心を落ち着け、明るく爽やかにしていくと、その奥にあるもう一人の自分が姿を現してきます。そのために必要なことが、仏教で「行」と呼ばれる日課です。

本当の自信をつけるためには?

毎朝、身体をほぐして爽やかな気持ちをつくる。そうやって表層の自分である「心」を静かに落ち着けていくと、その奥から、あなた自身が知らなかったような「(本当の)自分」が出てくる。それはきっと、信じるに値するすばらしい「自分」であろうと思います。

さて、ここまで述べてきた、「『自分』の二重構造」の捉え方や、その表層にある心をいかに静かに、明るくしていけばいいか、という方法論については、これまでメルマガや『自分を支える心の技法』『驚く力』といった本の中でかなりの紙幅を割いて、繰り返し説明してきました。もっと詳しく、きちんと学びたい方はそちらをお読みいただければと思います。

以下は、ご質問に触発されての余談です。僕は最近、「自信が持てない」という悩みは、僕たち日本人の宗教性に直結した問題ではないか、ということを感じています。

「え? 自信と宗教って何の関係があるの?」と思われたでしょうか。でも、ここのところがわかってくると、「自信って何なのか」「自信をつけるにはどうすればいいのか」ということが見えてくると思いますので、興味のある方は以下、少し「自信と宗教」の話におつきあいください。

僕たちは自分の判断や行動が正しいか正しくないかということを、大きく分けて2つの基準で判断しています。その1つは論理です。「○○だから私はこちらに賛成する」ということですね。論理的であるということは、自分がなぜそうした判断や行動をしたのか、根拠をはっきり示すことができるということです。

しかし、実はこの「論理」に頼っていると、僕らは自分の判断や行動に自信を持つことができません。その理由は「すべてを論理で説明することが不可能」だからです。

もう少し踏み込んでいうと、問題が複雑になればなるほど、論理で答えを導き出すことは難しくなっていく傾向があります。多くの問題にはグレーゾーンがあり、実際には論理ではなく、直感で判断をくだすことが必要な場面が少なくありません。そこで、宗教性が必要となります。

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