頻尿と血尿が悪化したのは10月中旬以降だ。3時間に1度ぐらいだった尿意が2時間に1度、1時間に1度と間隔が短くなっていった。1時間に1回というと1日に24回。夜は寝たと思ったらすぐにトイレ。この繰り返しである。
血尿は大半は少量で、わざわざこの程度の血尿のために起きなくてはならないのか、と腹立たしくなる。とはいえ、1日に数回は大量の血の塊が排出された。尿道がパンパンになり、破裂するのではないかと思えるほどの圧力がかかり、尿道口からペースト状の血の塊がどっと流れ出る。痛みはないのだが、見ていて卒倒しそうなほどの光景である。
もはやQOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)がどうのこうのといったレベルではない。日常生活は崩壊寸前に陥っていた。止血剤を服用してはいたが、血尿が完全に治まることはなかった。そこで主治医と相談のうえ、大きな決断を下した、膀胱の全摘出手術を行うことにしたのだ。肥大化した腫瘍を内包するだけに困難な手術になりそうだ。手術日は10月29日となった。
帯状疱疹ワクチン接種で新方針
帯状疱疹ワクチン接種に大きな動きが出てきた。厚生労働省は2025年度から65歳になった高齢者などを対象に「定期接種」を始める方針を決めた。接種費用を公費で補助する。
対象は65歳になった高齢者と、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染し、免疫機能に障害がある60-64歳の人。すでに65歳を超えている人に対しては、2025年度からの5年間に接種できる機会を設ける。
現在は50歳以上の人や感染リスクの高い人を対象に「生ワクチン」や「組み換えワクチン」の接種が行われている。いずれも任意接種なため、8000円から2万2000円程度の費用がかかる。自治体によっては数千円から1万円程度の補助が出るケースがある。
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