東大生たちが「ナンプレ」にハマる"納得の理由" 数学嫌いでも楽しい「ナンプレ」の大きな魅力

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ナンプレの基本的なルールは非常にシンプルです。以下の3つのルールに従って、数字をマスに埋めていきます。

1. 各行には1から9の数字が重複せずに1回ずつ入る。
2. 各列にも1から9の数字が重複せずに1回ずつ入る。
3. 各3×3のブロックにも1から9の数字が重複せずに1回ずつ入る。

難易度は問題ごとに異なり、ヒントの数が少ないほど複雑になります。難しい問題ではマスに入る数字が簡単には決まらないため、「1つの数字を仮定する」「2つの選択肢をメモに書いて考える」など試行錯誤して解くのが重要になります。そのため、脳の活性化や集中力の向上にも役立つとされています。

実はこの「ナンプレ」、東大生にも大人気なのです。筆者が所属するカルぺ・ディエムのメンバーをはじめとした30人の東大生にアンケートをとってみたのですが、90%を超える東大生が「小学生の頃遊んでいた」、そして、過半数の東大生が「今でも遊ぶことがある」と答えていました。

理系の大学生にはもちろん、文系であったり、数学が嫌いだったりする東大生もナンプレで遊んでいたのです。

ナンプレが好きな東大生が多い理由

今回は、アンケートに協力してもらった東大生の意見を集約し、「ナンプレに触れるきっかけ」と、「ナンプレをやっていてよかったこと」を紹介していきます。

・ナンプレに触れるきっかけ

まずは、「いつ」ナンプレを初めて手に取ったのかについてです。東大生の中でいちばん多かったのが、小学校低学年くらいのタイミングでした。そしてそのきっかけは親や親戚の影響であったり、たまたま目にした新聞にナンプレのコーナーがあったりなど、日常に即したものが多い傾向でした。

ちなみに筆者もその1人で、祖母がナンプレの雑誌を継続的に購入していたので、祖父母の家に行くたびにナンプレで遊んでいました。幼少期は家族や親戚と過ごす時間が長いため、家庭にどのようなものが存在するかが子どもの趣味・趣向に大きな影響を与えるのですね。

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