「新入社員が成長する」デキる先輩の"伝え方" 行き違いやトラブルを防ぐための3つの方法
新入社員がなかなか思うように動いてくれない。伝えたことと結果が異なっている……と悩む人は少なくありません。実は、相手を変えようと努力するより、こちらの伝え方を工夫した方が、良い結果につながっていくのです。アドラー心理学と脳科学を組み合わせたテクニックが満載の『感情的にならず相手を「すぐやる人」にする34のコツ』より一部抜粋のうえ紹介します。
思い通りの結果に相手を導くためには
新入社員に、「定例のミーティングで使う会議室を予約しておいてね」と指示したら、予約してくれた部屋が狭すぎて全員入りきらなかった。
こんなふうに、動いてはくれるけれど、自分が想定したものと違う結果になった経験はありませんか?
こういうことがあると、「なんでこんなことになるの?」「ちゃんとやってよ!」などと、つい相手を責めたくなってしまいますが、ここはグッとこらえてください。
こういう「ダメ出し」対応をしてしまうと、「そんなにこだわりがあるなら、自分でやればいい」「せっかく手伝ってあげたのに、文句を言われるくらいなら二度とやらない」と反発されてしまいます。
また、「私はこんな簡単なこともできないのか」「何かやると、かえって人に迷惑をかけてしまう」と自信を失い、自ら行動できなくなってしまうことさえあります。
逆に言えば、些細なことでも、相手に「できた」「役に立った」という実感を持ってもらえれば、相手の自信を醸成することができます。
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