初婚女性と結婚した男性「再婚年齢ランキング」 男性も早期結婚が有利!見落とされがちな理由

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データからは35歳の男性の成婚の約5人に1人が再婚者であることがわかる。さらに、41歳では4割、45歳では5割、49歳では6割が再婚男性の成婚、という結果に驚く読者もいるのではないだろうか。

成婚数のパイが最頻値の27歳2万2543件から35歳で1万0125件と45%水準に落ち込み、41歳では5214件(23%水準)と急減する中で、さらに再婚者割合が急増していく様子がみてとれる。

見落とされやすい「婚歴がある男性の再参戦」

結婚支援現場の方々によれば、30代後半以降で婚歴がある男性は、女性から見て、そうネガティブな印象ではないという。すでに結婚生活経験があることが、未経験の女性にとって安心材料となるケースや、婚歴がある女性にとっては「痛みをわかちあえる」相手として期待される面もあると聞く。

婚歴がある男性の婚活市場への再参戦の脅威は、初婚を目指す婚活男性にとって見落とされがちな落とし穴である。統計的な見地からも、男性だから結婚を先延ばしにしても大丈夫とは言えないという警鐘を強く鳴らしておきたい。

天野 馨南子 ニッセイ基礎研究所 人口動態シニアリサーチャー

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あまの かなこ / Kanako Amano

東京大学経済学部卒。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)。1995年日本生命保険相互会社入社、99年より同社シンクタンクに出向。専門分野は人口動態に関する社会の諸問題。総務省「令和7年国勢調査有識者会議」構成員等、政府・地方自治体・法人会等の人口関連施策アドバイザーを務める。エビデンスに基づく人口問題(少子化対策・地方創生・共同参画・ライフデザイン)講演実績多数。著書に『未婚化する日本』(白秋社・監修)、『データで読み解く「生涯独身」社会』(宝島社新書)等。

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