「年末年始の株価は上がりやすい説」検証した結果 1949年からのサンタクロースラリー期間のデータ

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なぜ、サンタクロースラリーが起こるのでしょうか。これにはいくつかの説がありますが、最も重要な理由は外国人投資家のクリスマス休暇に関するものです。クリスマスにかけて休暇に入る外国人投資家は少なくないのですが、株価の動きに不安が大きい銘柄に投資していた場合、休暇前に手仕舞っておこうとする傾向があります。

クリスマス前にリスクを抑えるために保有している銘柄を売りがちとなり相場が下落しやすいため、その反動で、クリスマス以後は、株高の傾向があります。

「1月効果」のジンクスは有効か?

次に、2つ目のジンクス「1月効果」はどうでしょうか。1月効果とは、1月は株高傾向があるというものです。東証再開以来、1月に日経平均株価が上昇した年は52回あり、70%と高い勝率(52年÷東証再開以来の年)でした。過去の長い期間で見ると1月効果はみられます。

しかし、注意が必要なのは、近年は1月効果があまり見られないことです。2000年以降に絞って計算すると勝率は54%に過ぎず、半分ちょっとしか上昇しない傾向です。つまり、1月効果を単純に信じても有効な株価ジンクスにはならないようです。

ただし、少し深掘りして1月効果を捉えると、とても参考になるポイントがあります。

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