2025年に注目しておきたい「投資信託」厳選9本 「オルカン」「S&P500」で飽き足らなくなったら

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主に内需関連銘柄を組み入れた「イーストスプリング・インド消費関連ファンド」(イーストスプリング・インベストメンツ)は国内消費増の追い風に乗ることができる。インデックスファンドと比べるとコストは高いが、それ以上のリターンを残している。

中長期的に成長が期待できるインド企業に投資する「iTrustインド株式」(ピクテ・ジャパン)はインド関連の投信で唯一のつみたて投資枠適格で、全世界株式やS&P500のパフォーマンスでは物足りないと感じるなら、追加してもよいだろう。

インドの株式市場には外国人の投資制限が設けられており、日本の個人投資家が直接アクセスすることは事実上不可能だ。投信かETF(上場投資信託)をうまく活用したい。

テーマ別であれば、生成AI(人工知能)や半導体関連に注目したい。「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」(野村アセットマネジメント)は世界各国の半導体関連企業に投資するアクティブファンドだ。このような投信を通じて、間接的に投資することができる。

攻めと守りのバランス

NISAと今後も長く付き合っていくうえでは、投資先の引き出しを増やし、少しずつ新しいものを加えていけばよい。つみたて投資枠で米国株や全世界株のインデックスファンドを積み立てているなら、今後は成長投資枠で国内・新興国株式、金、高配当株などを加え、攻めと守りのバランスを取ることも検討できるだろう。いろんな投資にチャレンジしてほしい。

(構成:ライター 大正谷成晴)

篠田 尚子 楽天証券資産づくり研究所 副所長兼ファンドアナリスト

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しのだ・しょうこ / Shoko Shinoda

慶應義塾大学法学部卒。早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。 国内の銀行において個人向け資産運用のアドバイス業務に携わった後、2006年ロイター・ジャパン(現トムソン・ロイター・マーケッツ)入社。傘下の企業で、投資信託評価機関として世界最高峰に位置づけられるリッパーにおいて、世界中の機関投資家へ向けて日本の投資信託市場調査および評価分析レポートの配信業務に従事。同時に、香港やシンガポールなど世界各国で開催される資産運用業界の国際カンファレンスで日本の投資信託市場にまつわる講演も数多く行う。 2013年にロイターを退職し、楽天証券経済研究所に入所。日本の投資信託市場動向を国内外のメディア等へ配信しながら、海外の投資信託市場の分析も手がけている。

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