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ミポリンと小倉さん「対極の死去」に共通する思い "突然の死"と"余命のある死"に考えさせられること

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  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
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「若いうちにやれることがあったらやったほうがいい」「老後になるとできないことがあまりにも多すぎる」という実感のこもった言葉が幅広い世代からの共感を集めているのです。

命と時間の有限性を意識できるか

小倉さんは、社会学者の古市憲寿さんに語り下ろした今年2月発行の著書『本音』でも、「老後は思い通りにならない」「老後の予定は狂うもの」などとつづられていました。「生涯現役を貫きながら趣味を楽しむ」という理想の生き方に見えた小倉さんですらこれほど後悔するのが人生だとしたら、私たちはどう生きていけばいいのか。

前述のコラムは、「残された人生で何ができるか。こんな経験を笑って話せる人はあまりいない。少しは勇気を与えられればと思う」という言葉で締めくくられていました。少なくとも自分の人生と死を考えさせられ、小さな一歩を踏み出すきっかけにできるのではないでしょうか。

中山さんは突然の死である一方、小倉さんは長年闘病し、余命を意識したうえでの死という真逆の訃報でした。いずれ皆さんに訪れる死がどちらなのか、それがわからないからこそ、命と時間の有限性について考えさせられます。

今、何気なく過ごしている日々に終わりがあることを意識できたとき、あなたの言動にどんな変化が訪れるのか。もしかしたら自分の思わぬ行動力に気づかされるかもしれません。

命と時間は有限だからこそ貴重な1日1日をどんな気持ちと言動で過ごしていくのか。周囲の人々や置かれた環境に不満ではなく感謝できているか。やる前に失敗を考えるのではなく、「失敗してもいい」という前提で動いているか。手に届きそうな範囲の目標を見つけ、それに向けて一歩踏み出しているか。2人の生き方や言葉、さらに訃報から、そんなことを考えさせられました。

中山美穂さんと小倉智昭さんのご冥福をお祈り申し上げます。

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