ディスアビリティの原因になっている病気があるならば、その病気を治すことも考えるべきだが、その目的は機能が元に戻るか、改善するかであって、病気を治すことが目的になってはならないのだ。
機能を改善して、支障なく生活することを目的と考えれば、病気を治すだけが手段ではなくなる。
歩きにくいようなら、杖や手押し車を使えば、ゆっくりでも歩くことはできる。階段や段差が支障になるのであれば、環境をバリアフリーにすることで不自由を減らせるかもしれない。
「機能が保てれば」で視野が広がる
ディスアビリティは、個人の問題だけでなく、環境や社会によって制限されているものも多い。
病気があるかないかで考えてしまうと、どうしても視野が狭くなる。「病気があっても機能を保てていればいい」と思えば、少し視野が広がるのではないだろうか。
ディスアビリティという「より高い視点」でとらえることで、これまでの病気やQOLに対する考えも変わってくるはずだ。その結果、細かいことは気にしないという境地にたどり着くことができるだろう。

